Climbing Mountain AlpineSki Clonicle


クロニクルの書き込みページです。ルートを完登された方ばかりでなく敗退されたされた方も御記入下さい。
ビッグルートだけでなく、易しいと思われるルートでも遠慮なくお書き込みください。
また登られた方はルートの状態も付記されると他の方の参考になることと思います。
氏名は出来るだけ本名を御記入下さい。記入者自身の記録でなく、情報として記入の場合は登山記録欄にその旨を記入して下さい。公序良俗に反する内容については削除する場合があります。宣伝や募集広告は禁止します。リロードされないときはブラウザの更新ボタンを押してください。

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[30] 八ヶ岳 大同心 正面壁 雲稜ルート 完登

登山者:増田、草部 パーティ:2人 所属:(勝野スクール)
2008年 8月 11日〜月 日 登山時間:2時間 40分
投稿者:草部契之 投稿日:2008/08/12(Tue) 21:56

大同心・正面壁は冬のルートだと思っていたが、すでにフリー化されており夏も登られているとのこと・・・身近のフリークライマーの間でも評判が良いので登ってみたが、文句なしに楽しく快適なフリールートだった。
全6ピッチ。1,3,5,6ピッチ=草部リード。2,4ピッチ=増田リード。7:00登攀開始、9:40登攀終了。
【1P目】支点脇のクラック沿いに登り残置シュリンゲ経由で小ハングを越えると支点があるが、更に5m右上すると、タタミ1畳ほどのテラスとペツルが迎えてくれる。(5.8)
【2P目】頭上左寄りに見える凹角を頑張って越える。(4級+)
【3P目】少し登るとルートが左右に分かれるが、右方向のピナクルを目指す。このピッチは岩が堆積しており要注意。(4級)
【4P目】頭上左寄り凹角を越えてドーム基部のバンドに至る。(4級)
【5P目】ドーム基部をイナバウアー交じりで右へ10mトラバース。ここで初めて日向に出た。(3級)
【6P目】横岳山頂の登山者の視線を浴びながら、ひたすら上へ向かって登る。5mほど登ったあと右側へ少し回り込み、カンテ沿いとなる。(5.9)
(印象)
もともと人工ルートなので、ボルトを辿っていけばルートを間違えることはない。しかもホールドだらけなので、人工壁を登っているような感じがする。ただしポロッと取れそうなので、両手で同じ岩を掴まないようにするのがポイントと言えよう。アイゼン・アブミで苦労した冬壁が、快適なフリーのルートに劇的に変身するという体験は面白く、また貴重なものだ。冬に登ったことのある方には是非、夏も登って欲しい。


[29] 小川山   涸沢2峰 ダイレクトルート 完登

登山者:増田、三輪、草部 パーティ:3人 所属:(勝野スクール他)
2007年 10月 7日〜月 日 登山時間:3時間 分
投稿者:草部契之 投稿日:2007/10/08(Mon) 19:03

涸沢岩峰群へは、金峰山への登山道を20分ほど歩いたところの堰堤から涸沢をつめる。河原の岩小屋を越えたすぐ先から左の沢筋に移って100メートルほど進むと、右手に2個の大岩があり、その間に岩峰群への入り口があって、薄い文字で涸沢…と読める。
道なりに進むと涸沢1峰に到着、そこから基部を右手に辿ると顕著なルンゼで分けられた2峰と3峰の間に出る。2峰は山頂付近まで見えている。
1P〜3P三輪リード、4P草部リード。
1P=易しそうに見えるが手ごわい。1本目のぺツル手前で緊張感が高まり、そのあともランナウトが厳しい。25m【5.10a】
2P=頭上のクラックを登り、バンドから少し登って左方の小振りな立木でピッチを切る。25m【5.8】
3P=ビレイ点からすぐ上方に山頂のクラックが見えるので、適当に方向を定めて登る。25m【5.8】
4P=登り始めはクラック脇のホールドも活用し、3m上のバンドに立てば安定する。そこからはジャミングが楽しくなるようなハンドクラックを数手で終了。10m【5.10a】
下降=終了点のすぐ右下の懸垂下降用の支点から40m降り、さらに10m、10mの合計3回の懸垂で取り付きに戻る。
印象=涸沢岩峰群は思ったより遠くなく、静かで明るく眺め良し、と立地条件も素晴らしい。マルチピッチのこのルートは短い中にもクライミングのエッセンスを満たしており、小川山にあっては、セレクションの次のレベルのマルチピッチと位置付けられよう。


[28] 谷川岳  マチガ沢・東南稜  完登

登山者:増田、草部 パーティ:2人 所属:(勝野スクール)
2007年 9月 9日〜月 日 登山時間:1時間 30分
投稿者:草部契之 投稿日:2007/09/10(Mon) 11:43

前日の土曜日は 烏帽子沢奥壁・南稜から国境稜線へ抜けて肩の小屋泊まり。
夜半は星月が輝いていたが 夜が明けると 窓の外は真っ白。
早い朝食を終えたころには 少し視界がきいてきたので とりあえず出発。
トマの耳からオキの耳へ向かって行くと 稜線上を黒いホースが横切っている。この付近からマチガ沢側へ緩い傾斜の草付を下りていくと 2本のフィックスロープに導かれて 揚水ポンプに至る。
ここから30m弱×2回の懸垂下降で 要の滝の基部に降り立つことができる。滝に向かってすぐ右側が 東南稜の取り付きである。
前日の雨と朝のガスで湿った凹角を10mほど登ると壁に突き当たる。少し登って右に2mトラバースしてから6〜7m直上すると傾斜が緩くなり さらに5m進むと支点がある。ロープが直線的でなく さらに濡れているので 流れが悪い。
2ピッチ目は 3級程度の稜線を適当に進むと小岩峰基部に至る。ここでロープを片付けて靴を履き替え 岩峰の左側を巻くように進むとフィックスロープにたどり着いてそのまま稜線へ戻れる。
このルートは実質1ピッチのみであるが この1ピッチ目はピンが少なく 濡れていると非常に難しくて恐ろしいので 湿っぽい日には取り付かないのが無難である。
今回は 増田の果敢なリードで 突破できた。
肩の小屋を出てから 2時間半〜3時間で戻って来ることができるので 晴れた日には 小屋泊まりのオプションとして楽しめるルートでもある。
肩の小屋に戻ると ご主人の馬場さんご夫婦から熱いコーヒーをサービスしていただいた。ご馳走様でした(^^)。


[27] 瑞牆山  大面岩・左稜線ルート 完登

登山者:タック&オギャー(佐藤夫妻)、草部 パーティ:3人 所属:(勝野スクール他)
2007年 8月 5日〜月 日 登山時間:6時間 30分
投稿者:草部契之 投稿日:2007/08/13(Mon) 14:04

27.jpg 佐藤さんが大面岩・左稜線ルートに行こうというので予習をしたが、登攀記録は散見されるものの肝心のルート図が見当たらず、出発前日になって、「100岩場」の後ろの付録に出ていることが判明した。
カンマンボロンの右側にある大面岩までは、佐藤さんが見当をつけて1時間足らずで到着。某ガイドの記録に左稜線ルートの取り付きの写真が掲載されているので、これを頼りに探すこと2時間。ルートらしき数本のリングボルトは発見できたが、写真とは違う・・・迷った末、意を決してそこからスタート。
汚いフェースを15mほど登り右のルンゼへ抜けたところが写真と一致したので、なんだかキツネにだまされたような感じがした。
ピッチを短く切り稜線に沿って大まかに登っていくと、ルート図の2P目終了点に出たらしく、上部の景観からルートがはっきり見えてくる。
3P=ハング下を右へ緊張のトラバース。思ったより簡単。
4P=短いが5.10cのフェース。確かに5.10cだ。
5P=大きな団子岩の上から、カンテ沿いの長大なフェースを登る。ここもルート図どおり5.10bであろうが、ペツルが少ないのでグレード以上の冷や汗が出る。
6P=支点の少し左側から取り付く。登り始めに少し思い切りが要るが、そのあとは5.10a程度。
7P=バンドを右のほうへ25m、チムニー下まで歩く。
8P=チムニーを登りかけたが、モタモタしているうちに小雨模様。ツルツル滑るので取り付きに戻ると程なく本降りになり、合羽を着て様子を伺うも敗退ムードが漂う。しばらくすると雨が上がり薄日も射してきた。オギャーに促されて人工で登ることとする。チムニーを抜けたあとフェースを少し登ると、ようやく支点(終了点?)へ到着。チムニーが狭いので、足の長い人は不利。
9P=大面岩の頂上を見たいというオギャーがさらに1P伸ばすが、頂上まではまだまだ続いているようなので、あきらめて終了とする。
【印象】ボルトラダーをフリー化したルートということであるが、オールフリーで登るには、なかなか難しいルートである。アルパイン感覚で登る場合は、シュリンゲやアブミを持参したほうが無難であろう。
下部の樹林帯を抜けると、カンマンボロンや大面岩に囲まれてまさに眺望絶佳!
下降に当たっては、上部はルート沿いに降りたあと、2P目の取り付き付近から稜線の左側(カンマンボロン側)のルンゼへ降りると良い。
【写真の説明】「100岩場」ルート図にある2P目終了点からルート上部を仰ぐもの。ハング下を右へ少しトラバースしたあと、カンテ沿いに5.10c〜5.10b〜5.10aのフェースが続いている。


[26] 瑞牆山  十一面岩正面壁 ベルジュエール 完登

登山者:三輪、草部 パーティ:2人 所属:(勝野スクール他)
2007年 6月 2日〜月 日 登山時間:7時間 30分
投稿者:草部契之 投稿日:2007/06/05(Tue) 11:12

26.jpg 数日前の豪雨のせいか湿っぽく、スタートを遅らせたものの、案の定、取り付き付近は水が音を立てて滴り落ちている。まず、荷物を置いて錦秋カナトコルートの取り付き付近まで登り、ベルジュエール1Pの支点付近を観察する。錦秋カナトコルートには、すでに核心の3Pに2人パーティーが取り付いている。荷物はセカンドがまとめて担ぐこととし、6Pチムニーのみ草部がリード、他のピッチはすべて三輪がリード。
1P=燕返しの大洞穴に飛び交うツバメたちを横目に、洞穴右端のカンテから取り付くが、10mほど直上すると三角形のハングに頭を押さえられる。このハングを右端から越えて登ると小ハング下に支点がある(この支点の左方5mに赤シュリンゲの別の支点あり)。リードはA0とテンション混じりのフリー、セカンドはアブミの人工となった。【5.11b】
2P=小ハング下を左に巻いてスラブを登ると立木脇に支点があるが、ピッチが短いので通り越し、最奥の安定したテラスまで進む。スラブはヌメッテいてよく滑り、とても5.9とは思えない。【5.10b】
3P=木登りから凹角を抜け、コーナーに沿ってスラブを適当に登り、左上方に見えるクラックのそばの立木の支点へ。【5.8】
4P=横へ延びた立木から美しいクラックへ移る。クラックは上部ほど狭まりシンハンドとなる。三輪の体感グレードは5.9とのことだが、荷物が重く感じられる。【5.9】
5P=白熊のコルから大フレークへ。中間部ステップの少し上にキャメ#4をセットし、その上からはレイバックとなるが、数手で右足にスタンスが得られるので、レスト可能。セカンドは中間部ステップから荷揚げしてもらった。【5.10a】
6P=手足大活用奮闘的バックアンドニー型チムニー登り。中間部のリングボルトで少しは気持ちが楽になる。頭上のチョックストーンを掴むと終了。【5.9】
7P=遠くに見える顕著な左上クラックを目指して、右側のチムニーからクラックをたどり、左上クラック直下の支点へ。【5.9】
8P=左上クラックに至る直上クラックは2本あるが、左側のクラックを登ることとする。左上クラックに到達する辺りで右側クラックのピナクルに足を伸ばしてレストできる。小川山のジャク豆を思い出しつつ左上クラックを越えると、十一面岩のピークが見える(このあと歩き40m)。【5.10b】
9P=最後のクラックは短いが足のスタンスが悪く、バタバタあがきながら、やっとこさ乗り越える。【5.10a】
(印象)我々にはレベルの高いマルチピッチであった。クラックの技量としては、ゲレンデで考えると、リードは5.10b/c、セカンドは5.10aをそれぞれRPできる程度の水準が求められる。必要カムは、キャメ#0.75〜#3を2セットに、#0.3、#0.4、#0.5、#4を追加するくらいかと思われるが、これは各人の技量と相談することとなろう。白熊のコルからは、懸垂下降することなく歩いて取り付きに戻れることから、渋滞時の時間切れリタイアは容易である。


[25] 西上州   御場山 西ルンゼ 完登

登山者:佐藤(タック&オギャー)、草部 パーティ:3人 所属:(勝野スクール他)
2007年 1月 20日〜月 日 登山時間:時間 分
投稿者:草部契之 投稿日:2007/01/22(Mon) 11:39

25.jpg 神津牧場の北にある御場山(おんばやま)西面のルンゼ。登攀対象となる西ルンゼはF1〜F3からなるが連続しておらず ルンゼを詰めてたどっていくことになる。
F1は40mW+で まず草部が取り付くが調子悪く交代。氷がやや薄いのでタイオフを交えて支点を多めに取りつつ佐藤(タック)が軽くリードした。
F2は20mだが もろく細いツララの集合体なので割愛し高巻いた。
F3は30mW+で 氷結状態は申し分なく 佐藤がリードして【写真】トップロープをセットし 交代で楽しんだ。
F1もF3も5mほどの垂直部分があり手応えを感じるが 時間があれば F2をトップロープで登るのも面白そうである。
西上州は狩猟が盛んで この日もすぐそばの山で銃声が何発か響き 鹿や猪を追う犬の声が耳に残った。


[24] 八ヶ岳  広河原沢 三ルンゼ  完登

登山者:増田、和田、三輪、佐藤(拓)、草部 パーティ:5人 所属:(勝野スクール他)
2006年 12月 16日〜月 日 登山時間:時間 分
投稿者:草部契之 投稿日:2006/12/18(Mon) 11:19

24.jpg 11:00奥の二俣 14:00三ルンゼの門 16:30/16:50P3基部 18:50天場

広河原沢の最初の二俣(左俣と本谷の分岐)と奥の二俣(右俣出合)の中ほどにテントを二張。
出足が遅かったが、土曜日は天候が安定しているようなので、無理を承知で出発した…和田は、連日の忘年会の疲れが重なり、アプローチ途中でリタイア。

アプローチの氷結状態は悪いが、三ルンゼに入るとバッチリ、一・二ルンゼ出合の大氷柱や三ルンゼ最奥部の小氷柱も申し分のない状態で、登攀意欲をそそるも割愛。三ルンゼの門の手前50mにかかる大きなチョックストーンは、ロープを使用して左側から越えた。このあとP3基部まで、氷結箇所以外は膝下くらいのラッセルを強いられた。
P3基部からは、P3支尾根を忠実に下降して奥の二俣付近に戻ったが、雪が柔らかくて歩きにくかった。

翌日の日曜日、クリスマスルンゼ方面へは大勢の入山者があったので、武藤返しで遊んだ。三輪がリードに挑戦したもののイメージ通りにならず、おまけに下から4人の講師が、あーだこーだと指示を与えるので、すっかりパンプしてしまい、リタイア…立ち直れるか心配。


[23] 垣牆山 十一面岩左岸壁   錦秋カナトコルート 完登

登山者:タック&オギャー、草部 パーティ:3人 所属:(勝野スクール他)
2006年 11月 4日〜月 日 登山時間:4時間 40分
投稿者:草部契之 投稿日:2006/11/06(Mon) 11:34

23.jpg 錦秋の候にふさわしいルートを目指した。
夜半には十三夜ほどの月明かりがまぶしかったが 起きると曇天で風さへある。目指すカナトコ岩は頭上はるかに遠くそびえ気勢をそがれるが とりあえず出発。取り付きに着いてもなお寒く 合羽上下に手袋という着膨れ状態でスタートした。
1P=右ルートは簡単そうに見えるが 上部のトラバースは緊張する。【5.9】
2P=短いクラックからザラザラのスラブを右上すると支点があり その上にボルトが見える。【5.8】
3P=やや開き気味のクラックはジャムもカムも決めにくいので ボルトに助けられてA0混じり。クラックの上のフレークを越えると広いテラスに出る。ここからは駐車場も俯瞰でき昼食タイムとする。【5.9/A0】
4P=少し左へ移動して木登りからカンテへ移り やや左上ぎみに樹林帯をつめると岩稜部の左端に到達する。【3級】
5P=カンテを越えるとすぐ明るいテラスへ出るので とりあえずピッチを切って再スタート。短いダブルクラックの右側を越えて右上していくと テラスへ出るが ここは3通りのルートがとれそう。【5.9】
6P=テラス右端の凹角をずりずり匍匐前進したあと狭いチムニーを奮闘努力して抜けると 眼前にカナトコ岩がたたずんでいる。【5.8】
7P=カンテ沿いにスラブを登るが 適当にスタンスがあるので 見た目よりは簡単。カナトコ岩の頂は平らなところだと思っていたが 少し傾斜があり 岩海苔だらけである。そばには十一面の頭がそびえていて気持ちが良い。【5.8】
(印象)難しい箇所には適当にボルトがあるので 安心して楽しく登れた。ただ途中に樹木が多いので 懸垂下降は要注意。


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